ホーム jpn 日本人「ドン・ファン」殺害未亡人、無罪を主張

日本人「ドン・ファン」殺害未亡人、無罪を主張

8
0


28歳の女性は木曜日、自らを西日本地区の「ドン・ファン」と称する裕福な高齢の夫を殺害した罪で無罪を主張した。

起訴状によると、須藤早紀被告は、2018年5月24日、死亡当時77歳だった野崎幸助さんに致死量の違法覚醒剤を故意に摂取させた罪に問われている。

須藤被告は和歌山地裁の初公判で「殺害はしていないし、覚せい剤を飲ませたこともない」と述べた。

野崎氏は和歌山県で酒類販売会社や不動産業を営む社長で、個人資産は約13億円とされる。2018年2月に50歳以上年下の須藤氏と結婚した。

検察側は冒頭陳述で、野崎容疑者は須藤容疑者に毎月100万円を渡していたが、妻が東京と和歌山県を頻繁に行き来していたため離婚するかもしれないと従業員に告げたとしている。

「ドン・ファン」の異名を持つ野崎幸助さんの和歌山県田辺市の自宅=2021年4月28日撮影(共同)

捜査本部は、須藤容疑者が2018年2月以降、インターネット上で「完全犯罪」「殺害」「麻薬」などの言葉を検索し、売人から致死量の3倍にあたる覚醒剤3グラム超を入手するために数十万円を費やしたとしている。

捜査関係者によると、須藤容疑者は野崎さんが自宅で倒れているのを発見したと述べ、その後、死因は急性覚醒剤中毒と確認されたが、体に注射針の跡は見つからなかったという。

関係者によると、事件当時、野崎容疑者の自宅の防犯カメラには、他に出入りする人物は映っていなかった。須藤容疑者は2021年4月に逮捕され、翌月起訴された。

同裁判所は今年12月12日に判決を下す予定。彼女は今月初め、2015年から2016年の間に別の男性から窃盗をした罪でも有罪判決を受けており、懲役3年6カ月の刑に直面している。

野崎氏は2016年に自伝『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を贈った男』を出版し、自身を伝説のスペインのプレイボーイになぞらえて有名になった。紀州は野崎氏が住んでいた県内の地域の歴史的な地名である。

検察側が状況証拠に基づいて事件を論じることに決めた後、裁判の焦点は彼女が殺人罪で有罪になるかどうかである。


関連記事:

秋葉原の大量殺人現場の医師、失われた命の痛みを振り返る






もっとニュース

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください