宇宙探査企業アイスペースは早ければ12月にも2度目の月面着陸ミッションを開始する予定だと、袴田武史CEOが木曜日に語った。
袴田氏によると、HAKUTO-Rミッション2では、Ispaceの宇宙船がスペースX社のファルコン9ロケットでフロリダから運ばれ、4~5か月の宇宙飛行の後に月面着陸を試みる予定だという。
「月への再挑戦が近づいていることに興奮している」と同氏は記者会見で語った。2回目のミッションは、高度の誤算により最後の瞬間に失敗した2023年4月のispaceの最初の着陸の試みに続くものとなる。
東京を拠点とするこの新興企業は、2月に世界初の民間月面着陸を成し遂げた米国を拠点とするインテュイティブ・マシーンズの成功に続くことを目指している。
袴田氏は2010年にアイスペースを設立した。同社は現在、日本、米国、ルクセンブルクで約300人の従業員を雇用している。
月は、人類の生命維持に必要な水や燃料、その他の資源の発見などを目指す各国の競争における新たなフロンティアだ。インド、日本、中国の国家探査機が昨年以来、月面に着陸している。
米国はアルテミス計画の一環として、2026年に半世紀ぶりに宇宙飛行士による月面着陸を計画している。