大阪 –
大阪府警は先日、オンラインカジノ賭博の資金を違法にロンダリングした疑いで3人を逮捕した。
容疑者らは、海外のオンライン賭博に参加した約1万人から計約49億円を銀行口座に振り込んでいたとみられる。
警察は、大阪市在住の会社役員、韓由紀子容疑者(41)、大阪府高槻市在住の会社役員、三反田裕也容疑者(40)、大阪市在住の会社役員、木下初代容疑者(40)の3容疑者を逮捕した。
府警によると、容疑者らは2022年3月~23年6月までに約14万回にわたり、海外のオンラインカジノ「ユーズカジノ」での賭け金など約49億円を1万人の銀行口座に振り込ませ、犯罪収益を正当な事業収入のように偽装して隠蔽したとみられる。
容疑者はそれぞれ自分の会社を経営しており、その会社とオンラインカジノの運営者はサービスの提供や商品の販売に関する契約を結んでいた。しかし、その契約はギャンブルの資金の支払いを隠すための口実だったようだ。
49億円のうち約29億円は賭博参加者に賞金として払い戻され、残りの20億円はカジノ運営会社の利益となり、利益の1.5~2.0%が3社に渡った。