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燃料デブリ除去作業再開:どれくらい危険なのか?

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東京9月12日(日本のニュース) – 福島第一原子力発電所の廃炉作業の中でも極めて重要かつ困難な作業である燃料デブリの除去が再開された。廃炉作業の中で最も難しいとされるこの作業は、燃料デブリと呼ばれる溶融・固化した核燃料を原子炉から取り出すことに重点が置かれている。

東京大学の岡本隆教授は、9月10日に2号機で行われた作業について説明した。格納容器内の放射線レベルが非常に高いため、がれきの除去はロボットでしかできない。

燃料デブリは放射線量が高く非常に危険で、人間が近づけば大きなリスクを負う。今回の作業では、ロボットが作業員とともに投入されたが、人がいた場所でも放射線量が比較的高く、作業は複雑だった。1号機から3号機の燃料デブリの総量は約880トンと推定されているが、放射線リスクが高いため、この段階ではわずか3グラム未満しか取り出せなかった。

作業は大きく進展しており、格納容器への機器の挿入に成功したことは大きな前進である。東京電力(TEPCO)はこれを作業の第一段階と見なし、燃料デブリ除去の長く複雑なプロセスにおける重要な節目としている。岡本教授によると、デブリの除去は、物質の危険性と人間が近づくことができないことを考慮すると、完全にロボットで行わなければならないため、困難を極めるという。

取り出し量は微量なので、作業中の放射能汚染や再臨界の心配はない。作業が失敗しても環境への影響はなく、やり直しも可能だ。取り出した燃料デブリは茨城県内の研究施設で結晶構造を分析し、より大規模なデブリ取り出しに向けた今後の戦略に役立てる。

燃料デブリは880トン残っているが、岡本教授は「内部の状態が分かれば、妥当な期間内に残りを取り出せるかもしれない」と慎重ながらも楽観的な見通しを示した。デブリの取り出しと安全な保管を最優先に、2051年までに廃炉を完了するのが全体の目標だ。

ソース: FNN



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