小野里は秋場所で引き続き最高の成績を残し、水曜日には11勝0敗と勝ち越し、15日間の大会で2勝のリードを維持した。
東京・両国国技館であと1勝すれば大関昇進が決まる関脇は、前頭4番・琴奨鵬(5勝6敗)の攻勢に辛抱強く立ち向かい、その動きを止めて土俵の外に押し出した。
小結として5月の夏場所で12勝3敗の成績で優勝した小野里は、7月場所でも関脇として9勝6敗だった。小野里は、両階級の力士が3場所連続で33勝するという非公式の基準に達するには、あと1勝必要だ。
大相撲秋場所11日目、2024年9月18日、東京・両国国技館で行われた対決で、小野里(左)が琴奨鳳を押し出して勝利した。(共同)
関脇霧島と前頭13番錦木と15番高安の2人の力士は、24歳の小野里に2勝差のままだった。
霧島は、小野里戦で不評だった「変顔」の出だしが惨敗した翌日、基本に戻った。ライバルの関脇阿比(2勝9敗)は突進したが、左突きに遭ってよろめき、叩きのめされ敗北を喫した。
錦木は、8勝2敗の同じ戦績を持つ前頭力士同士の戦いで、7番若隆景を退けた。錦木は、相手の最後の突進を、左腕を万力のように掴み、「こてなげ」の腕固め投げで仕留めた。
元大関で15番の高安は、前頭8番の遠藤を7勝4敗であっさりと倒した。
負傷した横綱照ノ富士の欠場により、今場所の最高位力士となった大関コンビ、豊昇龍(6勝5敗)と琴桜(7勝4敗)は、ともに番狂わせの敗戦を喫した。
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