日本は、東南アジアの脱炭素化の取り組みに焦点を当てた多国間フォーラムであるアジア・ゼロエミッション共同体の第2回首脳会議を、ASEANとそのパートナー諸国の首脳が一連の会議のために集まる10月にラオスで開催することを検討していると、政府筋が日曜日に明らかにした。
情報筋によると、日本は計画されている首脳会議で、他のAZEC参加国(東南アジア諸国連合(ASEAN)の9か国とオーストラリア)と合意し、今後10年間でアジアの脱炭素化を加速するための詳細な計画を策定することを目指している。
岸田文雄首相の提案による同フォーラムの初首脳会談は、前年3月に東京で閣僚会合が行われた後、2023年12月に東京で開催された。
アジアゼロエミッション共同体(AZEC)の初開催サミットの参加者らが、2023年12月18日、東京の首相官邸で行われた会議前の写真撮影を終えたところ。(共同通信)==共同通信
日本は、AZECを利用して、エネルギー需要を化石燃料に依存している東南アジア諸国における炭素排出量の削減を目的とした製品や技術の市場への投資を促進したいと考えている。
ASEAN加盟国はブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム。2021年2月のクーデター以来軍事政権下にあるミャンマーは、AZEC加盟国ではない。
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