台湾の内閣は、台南在住で同市の顧問を務める日本人実業家の野崎孝夫氏を政治顧問に任命した。金曜日に共同通信が入手した証明書で明らかになった。
行政院や内閣は、近年、日本人を含む外国人駐在員が台湾で顧問の役割を担ったという確認された事例はないと述べた。
野崎氏は、今回の人事は、5月に就任した頼清徳総統率いる台湾の新政権が日本との関係を重視していることの表れだとの見方を示した。
Takao Nozaki. (Kyodo)
野崎氏は「日台関係の発展に貢献できるよう、引き続き尽力したい」と語った。野崎氏は頼氏が台南市長を務めていた2016年に同市の顧問に任命された。
野崎氏は8月1日に始まった顧問としての1年間の任期中、行政院への政策提言や要請に応じた意見表明などを担当する。
野崎氏は東京出身で、東京都練馬区議会議員を務めた後、2007年に大学院で法律を学ぶために台湾に移住した。その後、台湾のレストランチェーンの経営に携わった。
野崎さんは、日本の地方自治体と台湾の交流を深めるため、山形市や山口県の顧問も務めている。
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