10年以上前、西山正人と柴田葵が初めてクラブに行ったとき、二人は何が起こるか全く予想がつかなかった。しかし、このシーンへの入門は、関西生まれのクリエイターたちに深い印象を残した。
「バンドとDJがミックスされていたけど、それまでDJをちゃんと聴いたことがなかった」と、大阪のSocore Factoryでのあの重要な夜について、30歳の西山さんは言う。「私は、バンドとアーティストに集中するような『ライブハウススタイル』に慣れていた。静かに彼らを眺めるだけだった。
「でも、クラブに行くのは、お気に入りの音楽をバックグラウンドで流しながら友達と時間を過ごしたり話したりするものです。音楽が生活の一部になるんです。」