過去1カ月間の急激な円高は、アリマンタシオン・クシュタールによる日本のセブン&アイ・ホールディングスの買収提案にとって新たな障害となっている。
カナダのコンビニエンスストア運営会社による買収は、セブン&アイの現在の時価総額に基づくと、日本企業に対する外国企業による買収としては過去最大となるが、資金調達の可能性や政府による保護を求める買収対象企業の取り組みの面ですでに疑問が生じている。
円は7月初めにドルとカナダドルに対して数十年ぶりの安値を付けて以来、約11%上昇している。通貨ストラテジストは、日本と他国の金利差が縮小し、セブン&アイが外国企業にとってますます割高になるため、今後数カ月は円高が続くと予想している。