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作業確認不足で福島原発の瓦礫撤去が中断:東京電力

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破壊された福島原子力発電所の運営者は水曜日、日本の経済産業大臣に対し、単純な作業手順に関する十分な確認がなかったためにミスが起こり、先月原子炉の一つから少量の溶融燃料を取り出す作業が中止されたと報告した。

東京電力ホールディングスの小早川智明社長は同省で斎藤健経済産業相と会談し、「放射線量の高い環境下で、準備段階での単純作業の確認作業が不十分だった」と述べた。

東電は2号機から燃料デブリを最大3グラム、約2週間かけて伸縮装置で取り出す計画だが、試験取り出しの準備段階で配管の順番が間違っていたことが発覚し、8月下旬の初日に作業を中断した。

斎藤健経済産業大臣(右)と東京電力ホールディングス株式会社の小早川智明社長が2024年9月4日に東京で会談した。(共同)

東電によると、必要な機器の設置は主に下請け業者が担当し、東電職員が手順を直接確認しなかったため、取り出し装置の設置にミスが生じたという。作業再開時期は未定。

斉藤氏は「準備段階から手順の詳細を東電に直接確認することを強く求める」と述べた。

斉藤氏は運転停止直後、東電に対し、ミスの原因を調べて報告するよう指示した。

2011年3月の巨大地震と津波で被害を受けた福島第一原子力発電所の数十年にわたる廃炉計画の中で、溶融燃料の回収は最も困難な作業の一つとみなされている。

事故時の停電で冷却機能が失われ、炉心溶融を起こした1、2、3号機には推定880トンの燃料デブリが残っている。

東京電力は当初、2021年に2号機の瓦礫の回収を開始する予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミックと技術的な問題により計画を3度延期した。


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