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日本とオーストラリア、長距離ミサイル能力で協力へ

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日本とオーストラリアは水曜日、インド太平洋地域で拡大する中国の軍事的プレゼンスに対処するための最新の取り組みとして、長距離ミサイル能力に関する協力を強化することで合意した。

木原稔防衛相とオーストラリアのリチャード・マーレス防衛相は、先週の中国偵察機による日本領空侵犯を含め、「地域の緊張をさらに高める」可能性のある中国軍の活動についても懸念を共有したと、木原防衛相はメルボルンでの会談後、記者団に語った。

防衛省の声明によると、木原防衛相とマーレス防衛相は、日本が反撃能力(必要があれば敵基地を攻撃する能力)を獲得することと、オーストラリアが長距離ミサイルを獲得することに向けて、引き続き協力を進めていくことで一致した。

木原稔防衛大臣(左)とオーストラリアのリチャード・マーレス防衛大臣が2024年9月4日、メルボルンで握手する。(防衛省提供)(共同)

政府筋が今年初めに明らかにしたところによると、日本が開発中のミサイルの試験場としてオーストラリアの広大な大陸を利用することについて両国間で協議が行われている。

日本は、同じ考えを持つ国々との防衛装備や技術協力を推進しており、木原氏は会談で、オーストラリアの新型軍艦開発計画への日本の参加を提起したとみられる。

同大臣は、オーストラリア側が日本の駆逐艦に「関心を示している」と述べ、日本側はこの件について「情報提供中」だと付け加えた。しかし、詳細については明らかにしなかった。

今週初めの日本政府筋によると、防衛省はオーストラリア海軍とのフリゲート艦の共同開発の可能性として、海上自衛隊の最新鋭駆逐艦「もがみ」型護衛艦をベースにした試作艦を提案する予定だという。

両大臣はまた、昨年8月に発効した相互アクセス協定に基づき、両国軍の情報収集、監視、偵察活動や共同訓練が進んでいることを確認した。

木原氏とマーレス氏は、木曜日に上川陽子外相とペニー・ウォンオーストラリア外相とともに「2プラス2」安全保障会議に出席する予定。


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