ウーバー・ジャパンは、十分な数の配車ドライバーを確保するため、東京都内で配車サービスの利用者を運ぶためにカーシェアリング用車両を活用する実証実験を開始した。
米国の配車サービス企業ウーバー・テクノロジーズの傘下企業は、タクシー会社ロイヤル・リムジン、カーシェアリングサービス企業タイムズ・モビリティと提携し、一般のドライバーが車を所有していなくても配車サービスを提供できるようにし、事業参入を容易にする実験を火曜日に開始した。
実証実験は11月30日まで行われ、ロイヤルリムジンが採用したドライバーがタイムズモビリティが所有する車両2台を使い、東京23区と武蔵野市、三鷹市で配車サービスを実施する。ウーバーは実証実験の結果を踏まえ、本格的にサービスを開始するかどうか検討する。
政府は4月に配車サービスの解禁を一部解除し、個人が自家用車を使って有料で乗車することを認めた。しかし、時間や地域の制限もあり、サービスは期待したほど普及していない。
ロイヤルリムジンの堀江一夫顧問は火曜日の報道関係者向けデモイベントで「車を所有せずに(運転手として)働けるようにすることで、配車サービスが拡大することを期待している」と語った。