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水泳の鈴木選手が日本初の金メダル、杉浦選手はメダル逃す

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競泳の鈴木隆行選手は木曜日、パリで行われたパラリンピックの男子50メートル平泳ぎで日本選手初の金メダルを獲得した。一方、自転車競技の杉浦恵子選手は予選ラウンドでメダル争いに進めず、番狂わせを喫した。

生まれつき腕と脚に障害を持つ鈴木選手は、パリ・ラ・デファンス・アリーナで行われたSB3クラスで48.04秒のタイムで優勝した。6大会連続出場のベテラン選手は、2008年大会以来初の金メダル、パラリンピック通算11個目のメダルを獲得した。

競泳選手の鈴木隆行選手が、2024年8月29日、フランス・ナンテールのパリ・ラ・デファンス・アリーナで行われたパリパラリンピック男子50メートル平泳ぎSB3に出場した。(共同)

「思い描いていた通りの泳ぎができた」と語り、北京五輪で48.49秒を記録して以来の自己ベストを更新し、「21歳の自分を超えた」と付け加えた。

37歳の鈴木さんは、昨年89歳で亡くなった養父の小松洋さんに感謝の意を表した。「小松さんは私にとって母であり父でもありました」と鈴木さんは語り、小松さんがいつも彼に水泳を勧め、障害のない人に有利な社会で生き抜く力を与えてくれたことを詳しく語った。

鈴木君は1歳くらいから小松さんの世話を受けており、3本の指を使ってスプーンを拾ったり、ハサミを使ったりすることに関しても、小松さんはいつも「自分でできることは何でもやりなさい」と励ましていたと、小松さんは言う。

自転車競技の杉浦恵子選手は、2024年8月29日、フランス・モンティニー・ル・ブルトンヌーのサン・カンタン・アン・イヴリーヌ競輪場で行われたパリパラリンピック女子C1-3 3000メートル個人予選に出場した。(共同)

杉浦選手は日本最年長金メダリストとしての記録更新を目指していたが、女子C1-3 3000メートル個人予選で5位に終わり、53歳の選手は打ちのめされた。

「全力を尽くしたと思います」と杉浦選手は涙をこらえながら語った。東京パラリンピックで2度の金メダルを獲得した杉浦選手は、パリ郊外のサンカンタンアンイブリーヌ競輪場で3分53秒549のタイムでフィニッシュした。

杉浦選手は、レース前にライバルの中国の王暁梅選手と英国のダフネ・シュレーガー選手が世界記録を更新するのを見てプレッシャーを感じ、いつものように力強いスタートを切ったにもかかわらず、競技の途中で失速してしまったと語った。王選手とシュレーガー選手は、その後それぞれ金メダルと銀メダルを獲得した。

杉浦氏はまた、自身の健康状態がパフォーマンスに影響を与えたのではないかと推測した。

「喘息の発作で先週から眠れなかった」と長引く咳をしながら彼女は語った。「パリに着いてから、トラックに上がろうとしたが、まともなタイムは出せなかった。」

杉浦さんは、前夜ようやくぐっすり眠ることができたが、健康上の問題ですでに練習時間をいくらか犠牲にしていたと語った。

しかし彼女は、自分のパフォーマンスについて「まだ後悔はしていない」と語り、自分の年齢を考えると、特に日本のような高齢化社会の人たちなど、上の世代の人たちに刺激を与えることができれば、競技に参加する価値はまだあると付け加えた。

杉浦選手は2016年に自転車事故で脳損傷を負った後、パラサイクリングを始め、50歳で東京でパラリンピックデビューを果たした。


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