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フィリピン、中国が南シナ海の浅瀬で沿岸警備隊の船に衝突したと主張

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当局者らによると、南シナ海のサビナ礁に4月から停泊していたフィリピン沿岸警備隊の船が土曜日、中国沿岸警備隊の船に衝突された。両国間の海洋紛争をめぐる緊張が最近この地域に移っているためだ。

フィリピン沿岸警備隊のジェイ・タリエラ報道官によると、中国政府がマニラ政府にサビナ礁からの撤退を求めているフィリピン沿岸警備隊の2隻の大型船のうちの1隻「テレサ・マグバヌア」は、付近で航行中に「意図的に」複数回衝突され、損傷を受けたという。

しかし中国は、フィリピン船が自国の船舶に「故意に衝突した」と述べ、テレサ・マグバヌア号の撤退を改めて要求した。法的根拠がないとの国際判決にもかかわらず南シナ海のほぼ全域の領有権を主張し続ける北京は、この浅瀬を仙浜礁と呼んでいる。

スクリーンショットは、2024年8月31日に南シナ海のサビナ礁で中国海警局の船がフィリピン海警局の船に衝突した様子を示している。(写真提供:フィリピン海警局)(共同通信)

タリエラ氏によると、被害にもかかわらず、フィリピン船は同国の排他的経済水域内にあるサビナ礁に留まり、事故発生から数時間後に同礁の別の場所に錨を下ろした。乗組員に負傷者はおらず、同船の耐航性を評価するための調査チームが検討されているという。

タリエラ氏によると、事件当時、他の沿岸警備隊の船2隻、中国海軍のタグボート2隻、海上民兵船数隻が付近にいたという。今週初め、中国は同地でフィリピン船に体当たりし放水したほか、マニラからの補給ミッションも阻止した。

フィリピンは、サビナ礁にテレサ・マグバヌアを派遣し、同礁で不自然なサンゴの堆積が発見されたことを受けて埋め立ての可能性も含めた中国の活動を監視すると発表した。サビナ礁はセカンド・トーマス礁の近くに位置し、同礁では昨年以来、中国船とフィリピン船の緊迫した衝突が発生している。


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