大谷翔平は水曜日、ロサンゼルス・ドジャースがボルチモア・オリオールズに6対4で勝利した試合でナショナルリーグトップの42本目のホームランを放つ前に、愛犬のデコイとともにスポットライトを浴びた。
ナショナルリーグMVP候補のこの選手は、メジャーリーグの「40-40」クラブに6人目、そして日本人選手として初めて加わってから1週間も経たないうちに、41盗塁と42盗塁を記録した。
日本語では「デコピン」としても知られるデコイは、ドジャースタジアムの本塁でマウンドから大谷に始球式「投球」を投じた。スタジアムでは、この犬とそのスーパースターの飼い主を描いた限定版の首振り人形を手に入れるために、試合前に何千人もの人が数時間前から列を作っていた。
大谷翔平選手(右)は、2024年8月28日、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われたメジャーリーグのボルチモア・オリオールズ戦前の始球式で、本塁で愛犬のデコイに挨拶している。(共同)
指名打者として出場した大谷は、ボルチモアのエース右腕コービン・バーンズ(12勝7敗)を相手に、初打席でソロ本塁打を放ち、先制点をあげた。
一度空振りし、二度ファウルした後、満場一致でアメリカンリーグMVPに2度選ばれたこの投手は、1-2のスライダーを捕らえ、右翼の深めの高めに打ち上げた。
「デコイとの初球の方が緊張したと思う」と大谷は語り、愛犬とのパフォーマンスのリハーサルに「約3週間」を費やしたと付け加えた。
「もちろん、(バーンズが)素晴らしい投手であることは分かっていたが、我々はチームとして、彼が与えてくれた限られたチャンスを最大限に生かすことができた。」
大谷は3回にシングルヒットを放ち、その回後半には三塁を盗塁した。さらに5回には二塁を盗塁し、4打数2安打で3得点を挙げた。
42本の本塁打と42盗塁を記録した彼は、史上初の50-50の記録に到達する勢いにある。
ボルチモアは2回に3対1とリードしたが、3回裏にテオスカー・ヘルナンデスが3点本塁打を放ち、ドジャースが逆転した。
フェンウェイ・パークでは、ボストン・レッドソックスの吉田正尚がトロント・ブルージェイズとの試合で4打数3安打を記録し、3-0で勝利した。
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