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海上保安庁、国内最大の巡視船を建造へ

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海上保安庁は、災害やその他の緊急事態への対応能力を高めるため、同庁史上最大の巡視船を建造する計画だと当局が火曜日に発表した。

沿岸警備隊の現行最大の巡視船は全長150メートル、重量6,500トン。新造船は全長約200メートル、重量約3万トンとなる。

2029年度に就役する予定で、台湾をめぐる紛争などの緊急事態の際に、災害支援物資の輸送や住民の避難などに活用される。

総工費は680億円と見込まれ、海保は来年4月から始まる2025年度にこのうち34億3千万円の予算を計上する予定だ。

新造船は、緊急時に1000人以上を輸送できるスペースのほか、救急車やバスなど大型車両を駐機できるスペースも確保。ヘリコプター3機も搭載できる。

平時には、この新型艦は主要な国際会議の際の海上警備活動に使用されるほか、東シナ海の尖閣諸島周辺の日本領海での哨戒にも使用される可能性がある。

海上保安庁の2025年度予算要求額は、2024年度予算より12%増の過去最高の2935億円となった。



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