ポピー、韓国 –
厳重に警備された北朝鮮と韓国の国境付近では、監視装置が24時間365日稼働している。ミサイルや軍隊の動きを追跡しているのではなく、国境を越えて来るマラリア媒介蚊を捕獲しているのだ。
韓国は、先進的な医療サービスと何十年にもわたる断固たる努力にもかかわらず、マラリアが蔓延している孤立した北朝鮮に近いことが主な原因で、「マラリアのない」状態を達成するのは困難なままである。
韓国は今年、全国的にマラリア警報を発令しており、科学者らは、厳密には依然として戦争状態にある南北両国が協力しない限り、気候変動、特に春の温暖化と降雨量の増加により、蚊が媒介する病気が朝鮮半島にさらに多くもたらされる可能性があると指摘している。