アフリカ開発会議（TICAD）の2日間にわたる閣僚級会合は、来年の首脳会議に向けた協力強化を目的とした共同声明の採択で日曜日に終了した。
TICAD閣僚会合で発表された最初の共同声明は、国際法の遵守を尊重し、法の支配を推進することの重要性を強調した。
東京に集まった日本とアフリカ41カ国の閣僚および閣僚級の高官らは、健康、気候変動、ビジネスなど幅広いテーマについて議論した。共同声明によると、彼らは国連安全保障理事会の改革が「アフリカに対する歴史的不正を是正するために不可欠」であることに同意した。
日本政府は、安全保障分野での女性の活躍推進に向け、東アフリカ諸国を中心とした地域機構「政府間開発機構（ＩＯＤ）」を拠点に、平和構築に携わる女性人材の育成に取り組む。
上川陽子外相は閣僚会合終了後の記者会見で、会合で共有された経験やアイデアが参加各国で実践され、その成果が2025年8月に神奈川県横浜市で開催される第9回TICAD首脳会議で共有されることを期待すると述べた。
上川大臣は、TICAD閣僚会議の合間に、アフリカ32カ国の代表とそれぞれ二国間会談を行った。
