JTグループは、戦争によりロシアでの成長の道が閉ざされたことを受けて方針を転換し、米国での事業拡大のため、格安タバコメーカーのベクター・グループを約3,486億円(24億ドル)で買収することに合意した。
水曜日の声明によると、日本のタバコ会社はマイアミに本拠を置くベクターの株式を1株15ドルですべて買収する計画だ。買収価格はベクターの火曜日のニューヨーク市場終値に7.2%のプレミアムを上乗せした価格となる。
JTインターナショナルのCEO、エディ・ピラード氏によると、この取引により、日本たばこの米国市場シェアは2.3%から約8%に上昇し、米国のタバコブランド上位10社のうち2社を所有することになるという。米国はタバコ会社にとって世界で最も収益性の高い市場である。