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中国、スパイ容疑で拘束された日本人実業家を起訴

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昨年3月からスパイ容疑で北京で拘留されていた日本人ビジネスマンが中国の検察当局に起訴されたと日本政府筋が水曜日に明らかにした。今後の裁判で拘留期間が延長される見込みだ。

アステラス製薬の広報担当者は、同社の現地子会社の幹部であるこの男性が起訴されたことを確認したが、法的手続きが進行中であるため、それ以上のコメントは控えた。日本政府は、彼の早期釈放を確保するための努力を継続する。

事件は北京の中級人民法院で審理される予定だ。中国日本商工会議所の元幹部で50代のこの男性の拘束が長期化すれば、日本の対中投資や二国間交流に悪影響が出る恐れがあると懸念されている。

2024年8月21日、北京の日本大使館。(共同)

彼は昨年3月20日、日本への帰国予定直前に拘束され、10月に正式に逮捕された。中国当局は今年3月、彼を起訴するかどうかの検討手続きを開始した。

日本の岸田文雄首相は昨年11月、サンフランシスコで中国の習近平国家主席と首脳会談した際、このビジネスマンの釈放を求める声を改めて表明した。

金杉憲治駐中国日本大使は今年1月と3月に拘束された国民と面会しており、前任者の垂水秀夫大使も昨年11月に面会している。

関係者によると、日本大使館職員は7月23日に同氏に対する16回目の領事訪問を行った。

このビジネスマンは大使館関係者に対し、持病の高血圧に対する薬をすでに支給されており、健康上の問題はないと語ったと伝えられている。大使館は家族との連絡を含め、この男性に必要な支援を今後も提供していく。

習近平の指導の下、中国は政治、経済、文化などあらゆる分野で国家安全保障を重視し、外国人や外国企業に対する監視を強化してきた。

北京は昨年7月、国家の安全を守るためのスパイ活動の範囲を広げた改正対スパイ法を施行し、今年5月には改正国家機密保護法が施行された。

中国の対スパイ法が2014年に初めて施行されて以来、アステラス製薬の社員を含む17人の日本人がスパイ活動に関与した疑いで拘束されている。日本の外務省によると、5人は現在も拘束されている。


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