日本の政府関係者は火曜日、岸田文雄首相が韓国の尹錫悦大統領と会談するため来月初めに韓国を訪問することを検討していると発表した。
岸田氏は首相を退任する前に、尹氏と両国関係を正しい軌道に維持することの重要性を確認することを期待しているようだ。
岸田外相はまた、日本の佐渡金山を世界文化遺産に登録するというユネスコの最近の決定に対する支持を得るための日本政府の取り組みについても説明するとみられる。
尹氏は、金鉱跡地の登録を韓国政府が支持していることをめぐり、韓国の野党議員から非難を浴びている。金鉱跡地の批判派は、第二次世界大戦中に朝鮮半島出身の人々が強制的にそこで働かされたと主張している。
岸田外相と尹外相は、来年日韓両国が国交正常化60周年を迎えるにあたり、両国間の協力拡大についても協議するとみられる。
両首脳はまた、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対抗するため、日本、米国、韓国の3か国による安全保障協力を深めていくことも確認する見通しだ。
岸田氏は先週、来月の自民党総裁選で再選を目指さないと発表し、自民党総裁選後に首相を退任する意向を示した。
尹政権が昨年3月に、第二次世界大戦中の韓国人労働者による日本企業に対する賠償請求を日本の資金を使わずに解決する計画を発表して以来、日本と韓国の関係は劇的に改善した。