韓国と米国は月曜日、北朝鮮の大量破壊兵器への備えに重点を置き、北朝鮮の脅威に対処するため両国の防衛力を一層強化することを目的とした大規模な合同軍事演習を開始した。
8月29日まで11日間続く毎年恒例の乙支自由の盾演習では、昨年の38回より多い48回の野外演習も予定されている。この演習は、前日に北朝鮮の国営メディアが「侵略のための挑発的な戦争演習」と報じたことを受けて開始された。
ファイル写真は、2022年8月に米国と韓国が毎年行う乙支フリーダムシールド演習を前に、韓国の坡州市で待機する部隊を示している。(聯合ニュース/共同)
朝鮮中央通信の公式報道は、北朝鮮外務省傘下の研究所の声明を引用し、同国にとって「最大の抑止力を備蓄することで戦争を防ぐ力の均衡を常に維持する」ことが重要であると述べた。
韓国合同参謀本部は、合同演習にはミサイル発射、GPS妨害、サイバー攻撃など北朝鮮からのさまざまな脅威に対処するための訓練が含まれていると述べた。
北朝鮮が度重なる弾道ミサイルの発射や、南北境界線を越えてゴミを運ぶ風船数百個を打ち上げたことにより、南北間の緊張はここ数カ月高まっている。
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