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東京電力、福島第一原発の放射能廃棄物撤去を実演へ

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東京電力は早ければ木曜日にも、福島の原子力発電所から少量の放射性廃棄物を除去する実証プロジェクトを開始する。

2011年に大地震と津波で炉心溶融を起こした福島第一原子力発電所の運営会社は、必要な検査が予定通りに完了すれば、木曜日に2号機で実験的な放射性物質除去作業を開始する予定であると、同社の担当者が月曜日の記者会見で述べた。

これは、施設の完全な廃炉には30年から40年かかると見積もっている電力会社と政府にとって前進だ。致命的な残骸の除去は困難であることが判明しており、溶けて冷えて固まった原子炉内の放射性燃料、金属被覆材、その他の構造物を取り出すロボットアームの開発が必要だ。東京電力は過去にも廃炉作業の開始を遅らせたことがある。

国際廃炉研究開発機構(IRD)の推計によると、メルトダウンを起こした3基の原子炉には約880トンの燃料デブリが残っている。最初の実証実験ではデブリ3グラム未満が回収される予定。

同社はウェブサイトで、釣り竿のようなロボットアームを離れた部屋から2号炉内に操作し、金属の爪のようなグリップを下ろして少量の瓦礫を回収する予定だと述べた。東京電力は、この手法を実証するために2号炉を選択し、将来的には1号炉と3号炉の瓦礫を除去する計画だ。

1986年のチェルノブイリ原発事故以来最悪の原子力災害となった福島原発の除染作業には、約23兆円(1570億ドル)かかると見積もられている。東京電力は廃炉作業の一環として、昨年、同施設から処理済み廃水を放出する作業も開始した。



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