河野太郎デジタル担当相は来月の自民党総裁選への立候補を表明する予定だと事情に詳しい関係者が土曜日に明らかにした。一方、上川陽子外相も岸田文雄首相に出馬の意向を伝えた。
岸田氏が突然、再選を目指さないと発表したことを受けて、自民党議員約10人も次期総裁就任に関心を示している。その中には、月曜日の記者会見で立候補を表明するとみられる小林隆行元経済安全保障担当相も含まれる。
日本の首相は国会議員によって選出され、自民党主導の連立与党は国会の両院で多数派を占めている。
Taro Kono. (Kyodo)
ソーシャルメディアに精通し、改革志向の異端者である河野氏は、自民党の麻生太郎副総裁にその意向を伝えており、火曜日に選挙日程が決まった後に正式発表する予定だと関係者らは語った。河野氏は麻生氏が率いる自民党派閥に属している。
河野氏の出馬は、2021年の選挙に続いて、自民党総裁選への3度目の挑戦となる。関係者によると、同氏はより幅広い支持を得るため、派閥外の党員からも支持を集めている。
今年初めに解散した岸田派の元メンバーである上川氏は、土曜日、午後に首相に意向を伝えたとXの公式アカウントに投稿した。投稿には、電話で支援を呼びかけている自身の写真が添えられていた。
小林氏は新潟県燕市で演説し、「自民党を、多数決で人事や財政を左右するのではなく、能力や経験に基づいて人材を登用する組織に変えていく」と誓った。
解散した岸田派の元メンバーらは火曜日に会合を開き、同じく出馬に関心を示している林芳正官房長官の支援について協議する予定だ。
自民党幹部によると、自民党総裁選の公式選挙運動期間は9月12日に始まり、投票は9月27日に行われる可能性が高い。
石破茂元防衛大臣、斎藤健経済産業大臣、小泉進次郎元環境大臣も候補の可能性がある。
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