日本銀行の最近の利上げによって引き起こされた混乱により、記録に新たな2つの項目が加わった。先週、国内株式の流入と流出がともに過去最高を記録したのだ。
8月9日までの週に、歴史的な暴落から回復した日本株の売買高により、世界の投資家は買い越しとなった。財務省の暫定データによると、総売買高は31.3兆円(2100億ドル)で、少なくとも2005年以降で最高となった。総購入額は31.9兆円で、これも同期間としては過去最高となり、買い越しとなった。
日本取引所グループの別のデータによると、先物を含め外国人投資家は売り越しで7772億円を売却した一方、国内機関投資家は2023年3月以来の最大の買い越しとなった。
日経平均株価は8月5日に12%下落し、1987年のブラックマンデー以来最大の下落率となったが、翌日には10%回復した。
このデータは、円資金キャリートレードの解消が市場全体に衝撃を与えた後も、海外投資家の日本株に対する強い関心を浮き彫りにしている。ゴールドマン・サックス・グループの日本株チーフストラテジスト、ブルース・カーク氏は、海外投資家は日本株の購入を検討していると述べた。
日経平均株価は今週8.7%上昇し、2020年4月以来の大幅な上昇となった。