香港のパンダ園「インイン」は双子の赤ちゃんパンダの誕生を歓迎した。同園によると、インインは木曜日、史上最高齢で初めての出産に成功したジャイアントパンダとなった。
同市の海洋公園は、インインの19歳の誕生日のちょうど1日前に、メス1頭とオス1頭の赤ちゃんパンダが誕生したと発表した。これは中国の半自治区で初めての双子パンダの誕生となった。
インインとパートナーで子熊の父親であるレ・レは、2007年に北京から香港に贈られた。香港海洋公園の会長パウロ・ポン氏は、このイベントを可能にした中国本土と香港政府の「継続的な支援と寛大さ」に感謝し、今回の誕生は「本当に珍しい」ことだと付け加えた。
写真は、香港で初めて誕生した双子のパンダの赤ちゃん、メス(左)とオスが、2024年8月15日に香港海洋公園で大切に育てられているところ。母親のインインは、記録上、初めて出産に成功した世界最高齢のジャイアントパンダとなった。(写真提供:香港海洋公園)(共同通信)
同公園の声明によると、同公園は7月下旬にインインちゃんの行動の変化を見て初めて妊娠を疑い、先週日曜日の超音波検査で妊娠が確認されたという。
初めての出産を経験したこの母親は、水曜日の夜に陣痛が始まり、5時間以上に及ぶ長く困難な出産の末、双子の赤ちゃんを出産した。
同公園によると、生まれたばかりの赤ちゃんパンダたちは現在、弱い状態のため24時間体制で保護されている。来園者が赤ちゃんパンダに直接会えるまでには数ヶ月待たなければならない。
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