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岸田首相の後任を巡る戦いが幕を開ける

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日本の次期リーダーを決める戦いが木曜日に始まった。岸田文雄首相が突然の不出馬表明をした翌日、現職および元閣僚数名が来月の与党自民党総裁選に出馬する意向を示唆した。

林芳正官房長官は、退任する首相が、すべての大臣が選挙に参加するのは自由だと述べたと伝えたが、岸田氏に近いとみられる政府報道官は、参加するかどうかについては明言を控えた。

河野太郎デジタル大臣と高市早苗経済安全保障担当大臣は、日本の次期リーダーとなることに意欲を示した。

高市早苗経済安全保障担当相(左)と河野太郎デジタル担当相が、2024年8月15日の閣議を前に東京の首相官邸で撮影された。(共同)

ソーシャルメディアに精通し、改革志向の異端児である河野氏は、大臣職で自身の経験を「生かしたい」と語った。1990年代に野党時代の自民党を率いた河野洋平氏の息子である同氏は、外務大臣や防衛大臣を務めた。

安全保障問題で強硬な見解を示すことで知られる女性政治家の高市氏は、記者団に対し、同僚議員とともに、より強く豊かな日本を次世代に引き継ぐという「使命」があると語った。

元財務省官僚で衆院議員4期目の小林隆之・元経済安全保障担当相も出馬に意欲的と見られ、「私にできるのは政治家としての能力を高めることだけだ」と記者団に語った。

林芳正官房長官が2024年8月15日に東京都内で記者会見を行った。(共同)

高市氏と小林氏は同日、第二次世界大戦終結79周年を記念して、日本の過去の軍国主義の象徴とされる東京の靖国神社を参拝した。党内の保守派の支持を確保する狙いがあるとみられる。

元経済安全保障担当大臣の小林隆之氏は、2024年8月15日、第二次世界大戦終結79周年に当たる日に、東京の靖国神社を参拝した。靖国神社は、日本の240万人を超える戦没者と、戦時中の指導者で戦争犯罪で有罪判決を受けた人々の霊を祀っており、日本のアジア近隣諸国からは過去の軍国主義の象徴とみなされている。(共同通信)==共同通信

一方、斉藤健経済産業大臣は、総裁選への出馬要請を多数受けており、「そうした声に真剣に耳を傾ける必要があると考え始めている」と述べた。同大臣は複数の大臣職を歴任した経験を持つ。

岸田氏は水曜日、昨年末から与党を揺るがし、来年10月までに実施されなければならない総選挙を前に内閣の支持率を急落させた裏金スキャンダルの責任を取るため、自民党総裁としての再選を目指さないことを決めたと述べた。

国民に人気の高い石破茂元防衛相、茂木敏充自民党幹事長、小泉進次郎元環境相らも有力候補とみられている。


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