日本の裁判所は水曜日、2022年に岡山市で6歳の娘をボーイフレンドと共に虐待し死亡させた罪で女性に懲役10年の判決を言い渡した。
岡山地裁は、検察側の求刑通り実刑を言い渡し、母親である西田亜矢被告(36)が、娘の真央さんを保護することができる「唯一の人物」であったにもかかわらず、恋人による娘の真央さんへの虐待を「無視した」と結論付けた。
西田被告の弁護団は判決を不服として直ちに控訴した。西田被告の交際相手の船橋誠司被告(41)は別の裁判ですでに懲役14年の判決を受けている。
2020年11月に撮影された岡山地方裁判所の写真。(共同)
本村明弘裁判長は、西田被告と船橋被告は真央ちゃんへの虐待に関して同じ見解であると示唆し、船橋被告が「しつけの名の下に」恋人が真央ちゃんを虐待するのを許し、少女が悪いことをすると常に恋人に言い続けていたと指摘した。
判決によると、西田被告は船橋被告と共謀し、2021年9月、真央さんを長時間裸で鍋の中に立たせ、手や指を口に入れて嘔吐させた。
警察は麻央さんを布団に包み、クローゼットに約70分間押し込んだ。麻央さんは2022年1月に無酸素性脳損傷で死亡した。
弁護側は公判中、船橋被告が恋人を監視するためにカメラを使っていたことから、真央さんに対する西田被告の虐待行為は教唆に限定されるべきだと主張した。
しかし裁判官は、西田さんは恋人から身体的虐待を受けておらず、虐待を止めることができる精神状態にあったと述べた。
「彼女は最初から最後まで被害者として発言しており、十分な反省を示していない」と彼は語った。
西田被告は強制性交および監禁致死の罪で起訴された。
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