ドバイのGEMSワールドアカデミーでは、幼稚園児がiPadを利用でき、生徒は学校内の70席のプラネタリウムで時間を過ごすことができる。しかし、それには費用がかかり、12年生になると授業料は3万3000ドルにまで上がることもある。
これは、世界最大級の私立学校運営会社であるドバイのGEMSエデュケーションが運営するチェーンの中で最も高額な学校だ。インド生まれの億万長者サニー・バーキーが設立したGEMSは、年間3,900ドルという低価格から、あらゆる価格帯の学校を提供している。しかし、ドバイ首長国の金融セクターの活況により、高額な料金を喜んで支払うヘッジファンドのトレーダーや銀行家がドバイに増えている。
私立学校は世界中で大きなビジネスであり、ほとんどの主要都市では高額になりがちだ。例えば英国では、ノード・アングリア・エデュケーションが150億ドルの評価額で株式を売却しようとしている。しかし、ドバイは他の都市よりも利益率が高い。なぜなら、現地の規則により、市内の公立学校はほとんどの外国人にとってほとんど利用できないからだ。
