ホーム Fuji 1970年の大阪万博のために作られた緑のピアノ、2025年の大阪・関西万博で演奏される見込み

1970年の大阪万博のために作られた緑のピアノ、2025年の大阪・関西万博で演奏される見込み

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The Yomiuri Shimbun
1970年の大阪万博で使用されたピアノが5月22日、奈良県宇陀市で見られる。2025年の大阪・関西万博でも使用される予定だ。

奈良 — 1970年の大阪万博のために製作されたエメラルドグリーンのグランドピアノが、2025年の大阪・関西万博で演奏される見込みだ。河合楽器製作所製のこのピアノは、奈良県宇陀市の宇陀高校に保管されている。

奈良県は万博会場でピアノの音色を聴く機会を設ける計画だ。

「このピアノが多くの人に聴かれることを願っています [at the Osaka-Kansai Expo] 県の担当者は「両万博をつなぐピアノとして期待したい」と語った。


河合楽器製作所提供
このピアノは1970年の大阪万博のコンサートで使用されました。

河合楽器は1970年の大阪万博でピアノ3台を展示し、関連イベントや水中レストランで演奏された。

奈良県などによると、緑色に塗られているピアノは2台。1台は宇陀高校のピアノで、もう1台はボルネオ島のマレーシア領の学校にある。もう1台は白色で、水中レストランを運営する食品大手キッコーマンの体育館に置いてある。

奈良県のピアノの鍵盤は象牙で作られており、現在ではほとんど使われていない。1970年の万博終了後、宇陀市の企業がピアノを購入し、地元の高校に寄贈した。

同校はその後の学校統合でピアノの来歴を直接知る者はいないが、約10年前、1970年の万博に向けて製作されたことが分かった。2022年に開校する宇陀高校が引き継ぎ、入学式や卒業式などで演奏されてきた。

河合楽器のピアノコーディネーター、三浦弘彦さんが2月に同校を訪れ、ピアノを検査した。

「1970年の万博で演奏された当時に近い音色を復元できる。このピアノが大切に使われてきたことに感謝したい」と話す。

同社はピアノの本格的な修理を6月に行う予定。奈良県は開幕半年前に9~11月に開催予定の大阪・関西万博PRイベントでピアノを披露することを検討している。また、来年の万博期間中にピアノを演奏する機会を設けるため、2025年日本国際博覧会協会と協議している。

府万博推進室の吉田明文室長は「70年の大阪・関西万博の遺産として、このピアノを最大限活用したい」と話した。



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