岸田文雄首相の後任は、臨時国会が召集される10月1日に選出される見込みだと、事情に詳しい関係者が金曜日に明らかにした。
与党自民党は9月27日に次期総裁を選ぶ予定だ。衆参両院とも自民党と連立与党の公明党が多数派を占めており、選挙の勝者が次期首相となるのは形式的なことだ。
政府・与党は現在日程を調整中で、岸田内閣が9月下旬に最終決定する予定。
次期首相が選出後すぐに強力な権限を持つ下院を解散すると決めた場合、総選挙が実施される最短日は10月27日となる。関係者によると、新首相が時間をかけて検討したい場合、もう1つの可能性は11月10日だという。
岸田文雄首相は2024年8月14日、東京の首相官邸で記者会見を行った。(共同)
臨時国会の開会時期は現内閣が決定するが、施政方針演説の時期や会期の長さなどの詳細を詰めるのは次期首相となる。
岸田氏は、裏金スキャンダルで与党への有権者の信頼が損なわれたことを受け、9月末に3年の任期を終えて退任する。自民党総裁選には過去最多の7人以上の候補者が出馬するとみられる。
2021年、岸田氏は9月29日に首相に選出された。同年10月14日に衆院を解散し、10月31日の総選挙を実施した。選挙戦は10月19日に始まった。
議員らは、次期首相が前例に倣い、新政権の蜜月期間が終わる前に早期に総選挙を実施する可能性を警戒している。
歴史を参考にすると、10月27日の投票に向けて10月15日に選挙運動が始まる可能性がある。これは日本北東部の岩手県で行われる参議院補欠選挙と重なる。
もう一つの選択肢は、10月29日に選挙運動を開始し、11月10日に投票を行うことだ。これにより、新指導者は10月10日頃にラオスで行われる東南アジア諸国連合関連の一連の会議に出席できるようになる。
11月3日は日本が3連休のため除外されるというのが一般的な見方だ。
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