高速フェリーが千葉半島沖で操縦不能に、近くの伊豆大島まで無事曳航

１００人以上の乗客を乗せた高速フェリーが水曜日、千葉県南房総市の野島崎沖で操縦不能になった。

フェリーは海上保安庁の巡視船などに曳航され、木曜午前5時45分ごろ伊豆大島の岡田港に到着した。

乗客116人と乗員5人にけが人はいないと報告されているが、複数の人が体調不良を訴えていると報じられている。

横浜市の第３管区海上保安本部によると、東海汽船が運航する２８０トンのフェリー「セブンアイランドあい」が、油漏れで油圧が低下し、航行不能になった。船長は「油漏れで操舵不能」と緊急通報したという。

曳航は水曜午後12時25分ごろから始まり、海保のヘリコプターが船に食料や酔い止めの薬を運んだ。

フェリーは水曜日午前7時45分に東京の竹芝桟橋を出発し、午前10時5分頃に伊豆諸島の式根島に到着する予定だった。

事故当時、現場の天候と視界は良好で、風速は約47キロ、波の高さは1.5メートルだった。

東海汽船の関係者は、同船は毎日検査されており、問題の報告はないと述べた。