ラーム・エマニュエル駐日米国大使が11月に退任することを検討しているとの報道を受けて、東京の米国大使館は日曜日、「大使の退任日はまだ決めていない」と発表した。
ラーム・エマニュエル駐日米国大使。(共同)
「エマニュエル大使は、任期の3年間を全うすると常に述べてきた」と大使館は共同通信へのコメントで述べた。これは、エマニュエル大使が今年の感謝祭の11月28日頃に退任することを検討しているとの米政府筋の発言を共同通信が引用したのを受けてのことだ。
64歳のエマニュエル氏は2022年1月に日本に到着した。関係者によると、同氏は今年11月の大統領選挙でカマラ・ハリス副大統領が勝利した場合、政権移行に参加することを望んでいるという。
中国に対して強硬な姿勢で知られるエマニュエル氏は、ワシントンと東京の関係強化に積極的な役割を果たしてきた。関係者によると、同氏はハリス政権下で新たなポストに就きたいと考えており、次期特使が選ばれるまで現職に留まるつもりはないと表明している。
米国のオンラインニュースサイト「アクシオス」は最近、エマニュエル氏がハリス氏の国家安全保障問題担当大統領補佐官候補の一人になる可能性があると報じた。
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