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需要増で日本国内の米不足懸念高まる

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日本では需要の高まりを背景に、スーパーや小売店で米の棚が空になっていることが目立ち、米不足への懸念が高まっている。

気象庁が今月初め、太平洋の中央部から南西部に広がる南海トラフ沿いで巨大地震が発生する危険性が高まっているとの初めての注意報を発令したことを受けて、一部の消費者は米の備蓄を試みている。

しかし、日本は現在、新米が市場に流通する過渡期にある。農林水産省は、近い将来に品不足は解消されると述べ、消費者に冷静になるよう呼びかけている。

先週末、東京都内のスーパーでは、米の棚が空っぽになっているのを見て、女性客が呆然としていた。別の50代の主婦は「米は主食なのに、買えなくなっている。困ったもの」とため息をついた。

セブン&アイ・ホールディングスが運営する大手スーパーマーケットチェーンのイトーヨーカドーは最近、米の購入制限を厳しくし、1世帯1個までに制限したが、小売業者は「新しい米が手に入るまで我慢するしかない」と語った。

外食業界では、すかいらーくホールディングスの金谷実社長が「米価高騰でコスト上昇に拍車がかかっている」と話す。国産米を使っているロイヤルホールディングスも約1億円のコスト増を見込んでいる。

7月の米価は前年比​​18.0%上昇し、20年ぶりの大幅な値上がりとなった。2024年には訪日外国人旅行者数が過去最高の3500万人に達すると予想されており、外国人からの需要が高まったことも一因となっている。

一方、青森県北部の農家は「気温が高く稲の成長が早いが順調。台風の影響もない。慌てる必要はない」と話した。

農水省の考えを知る関係者は「産地からはコメの生育が順調だと聞いている。今後は新米の流通も始まるため、コメ不足はある程度解消されると考えている」と話す。





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