2024年7月27日 16時35分(日本時間)
大津(時事通信) — 日本の梅雨の時期に見られるカタツムリは、乾燥地帯や都市部の増加に伴い少なくなっており、近江地方に生息するカタツムリの半数が絶滅の危機に瀕していると専門家が警告している。
カタツムリが住むための新しい緑地を作る取り組みは、移動能力が低いため、そのような場所に移動することが難しいため、あまり効果的ではないと思われます。
カタツムリは殻を持つ腹足類の一種で、日本には約800種が生息しています。
滋賀県立琵琶湖博物館の中井克樹主任研究員によると、都市化の影響で人里離れた場所でのカタツムリの生息数が減っているという。
「近くに木を植えても、 [snails] 「ダニは粘液を使ってゆっくりとしか動かないので、自力でそこにたどり着いて巣を作ることはできない」と彼は語った。
中井さんによると、約200種のカタツムリのうち、約100種が絶滅の危機に瀕している。ほとんどが森林に生息し、酸性雨やシカの食害による植生や土壌の変化が影響しているものが多いとみられる。
多くの種が狭い範囲に生息しており、一つの生息地が失われると絶滅のリスクが著しく高まる可能性がある。しかし中井氏は、在来種の生態に影響を及ぼす恐れがあるとして、カタツムリの人為的な移植には注意を促した。
貝類の寄生虫を研究する東邦大学の脇司准教授は、カタツムリ減少の要因として乾燥地帯の拡大を挙げる。
カタツムリは乾燥した環境に弱く、落ち葉の裏など湿った場所を好む。都市部の公園では落ち葉や腐った木が除去されることが多く、カタツムリが「隠れ場所を失っている」と脇さんは言う。
カタツムリの減少を食い止めるためには、「今いるカタツムリの生息地を守り続けることが大切」と脇さんは言う。「多くの人に現状を知ってもらい、関心を持ってもらうことも大切だ」
「瀬戸内マイマイ(Euhadra subnimbosa)や出雲マイマイ(Euhadra idzumonis)など、日本各地に固有のカタツムリがいます」と脇さんは言う。「まずは地元のカタツムリに親しんでほしいです」