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防衛省、自衛隊員200人以上を懲戒処分に、幹部官僚を「パワハラ」で処分へ

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読売新聞ファイル写真
東京都新宿区の防衛省

防衛省は、法案作成や政策立案を担当する幹部官僚らが部下に対し職権を濫用した疑いで懲戒処分を下す方針であることが政府筋の話で分かった。

2022年、元自衛隊員の女性が実名で性的虐待を告発したことを受け、国交省は20万人以上の自衛官に対し「パワハラ」に関する特別監察を実施した。

防衛省は昨年12月、「制服組」と呼ばれる自衛官を中心に職員245人を処分すると発表した。

将軍と同等の階級にありながら、特に悪質な行為を行ったと判断された士官が、2階級降格された。

関係者によると、同省が「スーツ官僚」と呼ばれる防衛官僚も含めたさらなる調査を行ったところ、幹部職員によるパワハラの証拠が見つかったという。

捜査の結果、職員らは部下に対し威圧的な言動を繰り返し、精神的危害を加えていたことが判明した。

自衛隊では部下は上官の命令に従うことが求められており、それがハラスメントにつながると指摘されている。

同省は状況の改善に多大な努力を払っており、嫌がらせの根絶に重点を置いた月間を設けたほどだ。

しかし、制服組の自衛官だけでなく、防衛省の幹部の間でもパワーハラスメントの証拠が浮上しており、問題は根深いようだ。



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