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鉄道8社、2026年度末からQRコード乗車券に切り替えへ

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提供:西武鉄道株式会社ほか
QRコードが印刷された電車の切符の例

首都圏の鉄道会社8社は2026年度末をめどに、現行の磁気式の紙の乗車券をQRコード付きの乗車券に切り替える計画だと発表した。

新しい乗車券には、乗客が乗車する駅名、日付、運賃、およびそれらの情報を含んだQRコードが印刷されます。

現在の磁気紙の乗車券は改札口の機器に挿入する必要があるが、QR乗車券は改札口のコードリーダーでスキャンされる。これにより、自動改札機のメンテナンス負担が軽減され、コストも削減される。

改札口では、切符が詰まった場合、手動で操作する必要があるが、新しいシステムでは、切符が接触せずにゲートを通過できるため、トラブルが減る。金属部品を含む磁気紙切符も、リサイクルに時間がかかる。

鉄道会社8社は、東日本旅客鉄道(JR東日本)、西武鉄道、京成電鉄、京急電鉄、東武鉄道の4社。サーバーの管理は8社が行うが、他企業との連携も検討している。

鉄道各社では磁気紙乗車券の利用が減少しており、2007年には交通事業者が発行するICカードの利用率は65%だったが、現在は90~95%に達している一方、磁気紙乗車券の利用率は5~10%となっている。

ただ、磁気紙きっぷを直ちに廃止するかどうかについては、各社間で賛否両論がある。東武鉄道は将来的に磁気紙きっぷを全面廃止する方針で、JR東日本は近距離路線は廃止するが、新幹線や特急列車は存続する見通し。新たな改札口の導入コストや乗り換え鉄道との互換性などの課題がある。



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