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野田前首相、日本の野党第一党首に最有力候補:世論調査

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9月23日の代表選投票を前に、共同通信が月曜に実施した党支持者と国会議員に対する世論調査で、野田佳彦元首相が最大野党の立憲民主党の党首として最有力候補であることが分かった。

4人の候補者が首相の座を争っており、9月27日に行われる保守系与党・自民党の総裁選で勝利した首相が首相就任直後に衆議院を解散した場合、勝者は総選挙で左派系立憲民主党を率いることになる。

写真は立憲民主党の野田佳彦氏(左)と枝野幸男氏。(共同)

日曜から2日間にわたって実施された電話調査では、立憲民主党の前身である現民主党が政権を握っていた2011年から2012年にかけて日本を率いた野田氏が、党支持者から58.8パーセントという圧倒的な支持を得ていることが示された。

野田氏は、注目を集めた裏金スキャンダルにより政治への国民の信頼を損ねた自民党に不満を持つ穏健保守層を引き付けるため、中道左派政党をやや右傾化させることを目指している。

支持率2位は立憲民主党前代表の枝野幸男氏で20・9%。「草の根民主主義」を訴える同党代表は、立憲民主党内のリベラル派の支持を得ているとみられる。

唯一の女性である初当選の衆院議員、吉田晴美氏は7.8%で3位となった。総裁選に出馬するために党議員20人の推薦を得るのに苦労した現職の泉健太氏は7.6%で最下位だった。

立憲民主党支持者の間では根強い人気があるものの、同党の選挙制度下で第1回投票でかなりの割合を占める同党議員136人へのインタビューでは、約40人が野田氏への支持を表明しているものの、野田氏の進路はまだ確定していないことが示唆されている。

枝野氏を支持する議員は30人ほどおり、吉田氏と和泉氏はそれぞれ20人ほどの議員の支持を得ている。しかし、約20%の議員が投票で誰を支持するかまだ決めていないため、最終的に誰が代表に選ばれるかは不明だ。

立憲民主党の党首は、740ポイントのうち半分を国会議員と総選挙候補者の投票で選出される。残り半分は、郵送やオンラインで事前に投票できる地方議会議員や一般議員に分配される。

過半数を獲得した候補者がいない場合は、上位2名による決選投票が行われ、同日に勝者が選ばれる。


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