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野田元首相が日本の野党第一党首に選出、政権獲得を誓う

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野田佳彦元首相は、月曜日の代表選で勝利した後、日本の最大野党を政権に導くと誓った。与党の総裁選の勝者が今週後半に実施する可能性がある総選挙に向けて、野党は準備を進めている。

野田氏(67歳)は左派の立憲民主党を中道に傾けるべく選挙運動を行い、決選投票で同党の創設者でリベラル派議員の枝野幸男元官房長官(60歳)を破った。得票数は232ポイント、枝野氏の180ポイントを上回った。

「自民党と公明党の過半数を崩す。そのために野党の議席を最大化します」と、2011年から2012年まで民主党政権で首相を務めた同氏は勝利後の記者会見で述べた。

野田佳彦元首相(前列右)は、2024年9月23日に東京で立憲民主党の新代表に選出され、意気揚々としている。(共同)

衆院選が「間違いなく」近づいている中、野田氏は火曜日の朝までに党幹部を任命すると述べた。野田氏は具体的な人選については明言を避けたが、有権者への精通度を補うために「刷新感を感じられるチームを編成することが極めて重要だ」と語った。

自民党は金曜日に選出される次期総裁に経験豊富な代替候補を提示しようとしており、選挙戦はベテラン議員2人による決選投票になると広く予想されていた。

立憲民主党の候補者4人の中には、現職の泉健太代表と、初当選した衆議院議員で唯一の女性である吉田晴美氏も含まれていた。両氏は第1回投票でそれぞれ3位と4位となり、敗退した。

最近の選挙では、立憲民主党は、自衛隊や天皇制の廃止など過激な政策を主張する日本共産党との連携もあって、有権者の支持を集めるのに苦労している。

野田氏は、政権獲得に向けて無党派層の支持を狙う党内右派の人物であり、チームが発足したら「(野党)各党と真摯に協議する」と述べた。

アナリストらによると、来たる選挙で自民党が他の野党グループとどのような協力関係を築くかが、野田氏が岸田文雄首相の後任として自民党総裁に就任する誰に対しても優位に立てるかどうかの決め手になるとみられる。

岸田氏の後任は、昨年末に発覚した裏金スキャンダルから距離を置くことを目指しており、年末までに衆院を解散して総選挙を行う可能性が高いとみられている。

1955年以来、ほぼ途切れることなく政権を握ってきた自民党は、岸田氏がかつて率いていた派閥を含む一部の派閥が資金集めパーティーの収入の一部を報告せず、裏金を創設したことで、厳しい監視に直面している。

野党第一党である立憲民主党の代表選に出馬する候補者たち(左から)野田佳彦氏、枝野幸男氏、泉健太氏、吉田晴美氏が、2024年9月23日に東京のホテルで開かれた党首選出臨時総会で演説した後の写真。(共同)

その結果、野田氏と他の立憲民主党候補者らは、日本の「世襲政治」に取り組むことを含め、政治を浄化することを約束し、与党の選挙に出馬する元議員の息子らを標的にしている。

しかし、中道に立つ動きの中で、野田氏は政策が自民党と区別がつかないとの批判を受けるリスクを冒している。勝利後の記者会見で、野田氏は選択的夫婦別姓や政治資金の透明性改革計画など、進歩的な政策を支持する点を自民党との違いとして指摘した。

第1ラウンドでは、4人は党議員、公認選挙候補者、一般党員の混合から740ポイントを競った。野田氏が267ポイントでトップ、枝野氏が206ポイントで続いた。一方、和泉氏と吉田氏はそれぞれ143ポイントと122ポイントを獲得した。

この投票は、泉氏の約3年間の党首としての任期の終わりを告げるものでした。彼の任期は党の支持拡大の失敗で特徴づけられ、7月の東京都知事選で立憲民主党が支援する候補者が、比較的無名だがソーシャルメディアに精通した元市長に次ぐ3位に終わったことでそれが強調されました。

総裁選中、4人の候補者は消費税を含むさまざまな政策問題で意見が分かれた。野田氏と枝野氏は消費税を現在の10%から引き下げるかどうか明言を避けたが、和泉氏と吉田氏は食料品への減税を求めた。

野田首相は、消費税を5%から5%引き上げるという政治的に微妙な決断を下した。この政策の不人気が、2012年の選挙で民主党が大敗する一因となり、故安倍晋三首相の下で自民党が政権に復帰した。


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