ホーム Fuji 越谷の古い倉庫を改装した図書館併設の多目的施設は、交流のためのユニークな空間を提供します

越谷の古い倉庫を改装した図書館併設の多目的施設は、交流のためのユニークな空間を提供します

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読売新聞
麹屋蔵はコンクリートの壁と銅瓦の屋根で建てられています。

埼玉県越谷市 — 埼玉県越谷市、東武伊勢崎線越谷駅からほど近い、かつての日光街道沿いには、古い建物が数多く残っている。

かつて商家や倉庫だった建物は、宿場町として栄えた江戸時代(1603~1868年)の雰囲気を今に残しています。

その中でもひときわ目を引くのが、元倉庫だった「こうじや蔵」。長い歴史を感じさせる鉄筋コンクリートの壁と、緑青を帯びた銅瓦葺きの屋根が特徴的な外観をしています。

江戸時代後期に創業した味噌の製造・販売業者が昭和初期に蔵を建てたが、昭和33年に味噌製造業者が廃業して以降、約60年間空き蔵となっていた。

越谷の古い建物の活用においては、旧宿場町周辺の歴史的景観の保存に努めてきた市民団体「旧日光街道越谷宿を考える会」が主導的な役割を果たしている。

2020年に旧倉庫を改装し、現在のような建物に生まれ変わり、個人経営の図書館や日替わりのサービスを提供するカフェが営業しています。

麹屋蔵を訪れると、まずその分厚い玄関の扉に驚くかもしれません。金属製の扉には銀行の金庫室にも使われているダイヤル錠が使われており、内部にはレンガが詰められており、防火性が高いそうです。

これらの特徴は、貴重品や帳簿を保管するという建物の歴史的な目的を訪問者が理解するのに役立ちます。

1階の図書室には児童書を含む約1,200冊の本が揃っており、フロアには木製の椅子が設置されているので、好きなだけ無料で読書を楽しむことができます。また、隣接するカフェで購入したコーヒーを飲みながら読書を楽しむこともできます。

戸田美智子さん(57)は、自宅で埃をかぶっていた本を「こうじや蔵」に持ち込み、現在は図書館とカフェを経営している。


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戸田美智子さんが自宅から持ってきた本を私設図書館で閲覧しているところ。


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上: ミニチュアの千鳥うちわが飾りとして吊るされています。 底: 2階には地元の方々から寄贈された雛人形が多数展示されています。

「ここは、本を読みに来た見知らぬ人たちがおしゃべりしたり交流したりする場所になった」と彼女は語った。

2階は多目的スペースとして利用されており、裁縫やヨガの教室も開催されています。

飾りとして飾られているミニチュアの千鳥うちわは、教室の生徒が作ったもので、越谷の伝統工芸品として、涼しげな雰囲気を醸し出しています。

地元住民から寄贈された雛人形も展示されており、古風な日本の美意識が感じられる空間となっている。

「古い建物には懐かしさを感じさせ、人を惹きつける力がある。できるだけ多くの人に来てもらえるよう、この建物を大切に使いたい」と戸田さんは言う。

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読売新聞

Kojiya Kura

住所: 埼玉県越谷市越谷本町3-29

アクセス: 東武伊勢崎線越谷駅東口より徒歩15分

時間: 個人経営の図書館兼カフェは、日曜、月曜、火曜の午前10時30分から午後5時まで営業しています。毎月第2、第4水曜日は、別のオーナーが午前11時から午後4時までカフェを運営しています。



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