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袴田事件、58年ぶりに無罪判決で終結

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静岡9月26日(日本のニュース) – 数十年に及ぶ法廷闘争であった袴田事件は、妹の秀子とともに58年間闘ってきた袴田巌(88)の無罪判決で終結した。袴田は1966年に味噌会社役員の家族を殺害した容疑者として逮捕された。

静岡市の裁判所から約70キロ離れた場所で、袴田さんは無罪判決を祝う支援者たちの興奮から離れ、静かな日々を過ごしていた。

サポーター:「岩尾さん、良いことがあったという連絡が来ました。」

事件から58年、死刑判決が確定してから44年、再審開始から10年。長く苦しい戦いでした。

判決は9月26日午後2時過ぎ。判決言い渡し直前、裁判長は「よかったら聞いてください」と、代理で出席していた袴田さんの妹秀子さん(91)を証人席に招き、無罪を言い渡した。

岩尾容疑者は、1966年に静岡県旧清水市で起きたみそ製造会社役員一家4人が殺害された事件の犯人と疑われており、当時は同社社員だった。

公判では、事件から1年2カ月後、味噌タンクの底から見つかった「血の付いた衣類」が争点となった。

検察側が反駁の余地のない証拠を検討する一方、弁護側は血痕の色に注目し、赤みがかった色合いは不自然で捜査当局が証拠を捏造したと主張し、袴田被告の無罪を主張した。

判決当日の朝、秀子さんは入念に準備を整えた。

袴田さんの妹、袴田秀子さん:「できるだけ白い服を着るようにしました。58年間闘ってきましたが、もう終わりにするときです。」

9月26日の判決で裁判長は、服装証拠は捜査当局が捏造したものと認めた。取り調べ文書に記録されていたとされる他の自白も、検察側の非人道的な尋問によって得られたもので、相当な捏造に当たると判断された。

残るは検察側の反応だ。

10年前に再審請求を認め、袴田さんの保釈を認めた元裁判長も同席した。

村山浩明元裁判長:「岩男さんと秀子さんがようやく安らぎを得られることを願っています。検察は控訴すべきではありません。控訴すれば、圧倒的な批判に直面するでしょう。」

ソース: アン



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