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航空交通管制の不備に当局が懸念、JALは警戒すべき事例を受けて再度検査 福岡

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The Yomiuri Shimbun
国土交通省の検査官が金曜日、東京・大田区の日本航空ビルに入った。

国土交通省が日本航空の施設を前回に続いて短期間で臨時に立ち入り検査したのは、日航をめぐる事件が相次いで発生したためだ。

国土交通省は金曜、航空法に基づく約3カ月ぶり2度目の臨時立入検査を実施した。

同省が特に懸念していたのは、5月10日に日航機が福岡空港で停止線を越えた事故だ。

同省は航空管制当局とパイロット双方が直面している問題を根絶したい考えだ。

一方、国交省は、1月に羽田空港で起きたような事故の再発防止策の見直しを迫られそうだ。

航空分野で豊富な経験を持つ省庁の高官は、福岡空港での日航312便の事故で見られたようなパイロットと航空管制官との間のコミュニケーションの問題に対する懸念が高まっていると述べた。

「日航も管制当局も基本的な業務を欠いているのは言語道断だ。結果の重大さはさておき、羽田空港のミスよりもさらに深刻なミスが続いた」と関係者は語った。

日航312便は10日午後、駐機場を出発し、誘導路を経由して滑走路南端へ向かっていた。途中、滑走路につながる誘導路E6の停止線を越えた。

管制官は日航機が停止線を越えたことに気づき、すでに離陸滑走を開始していたジェイエア機に対し、誘導路E6の約500メートル手前の滑走路上で緊急停止するよう指示した。

ほぼ同時に停止指示が出されていた312便が完全に停止した時点で、機体の一部が滑走路に入っていた。

致命的な羽田空港事故よりも深刻だと考えられる欠陥が3つ特定された。

まず、管制官がパイロットに「滑走路手前で停止」するよう指示したつもりだったのに、日航機のパイロット3人は滑走路への進入を許可されたと誤解していた。

第二に、パイロットが指示を繰り返し、管制官がそれを確認していれば、この誤解は避けられたはずである。しかし、双方ともその確認を怠り、「滑走路手前で停止」の指示を確認した。

第三に、管制当局が312便の滑走路進入を許可する標準的な用語を使用していなかったにもかかわらず、パイロットは滑走路進入の許可を得ていると誤って信じていました。

福岡空港でのトラブルは、管制官が312便が停止線を越えたことに気付くことができたため、法律で定義されている「航空事故」や事故につながる「重大インシデント」には該当しなかった。

しかし、斉藤鉄夫国土交通相は金曜日、これらのミスは羽田空港の事故を受けて講じられた緊急措置の中で徹底的に対処されるべき事項であったため、国土交通省はこの問題を「非常に深刻に受け止めている」と述べた。

同省幹部は「対策を取らなければ、いずれ再び重大な事故が起きる」と語った。



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