与党自由民主党幹事長の森山裕氏は、新しく選出された石破茂首相の政権に対して非常に強い影響力を持っており、党内の閣僚経験者はそれを「事実上の森山内閣」と呼んでいる。
森山氏は自民党政務部長を約4年2カ月務めており、この職を務めた中では最長となるほか、選挙対策本部長や党意思決定総務会長など党の主要な役職も務めた経験がある。
党内の権力基盤が脆弱な石破氏が幹事長就任を内定するとすぐに影響力を発揮した。同氏は石破氏に対し、10月27日に解散総選挙を実施できるよう、新首相に指名された直後に衆議院を解散するよう助言した。