双子のねずみが登場するロングセラー絵本シリーズ「ぐりとぐら」の作者、中川理恵子さんが死去したと、彼女の著書の多くを出版している出版社が木曜日に発表した。彼女は89歳でした。
福音館書店によると、児童文学作家の中川さんが月曜早朝、老衰のため東京の病院で死去した。
中川は1935年に北海道の札幌に生まれ、保育士として働きながら執筆を始めた。
絵本『ぐりとぐら』の表紙。 (写真提供:福音館書店)(共同通信)
彼女は1962年に、茂という名前の保育園児の物語を描いた最初の児童書「ノーノー保育園」を出版した。
出版社によると、「ぐりとぐら」は1963年に出版され、14カ国語に翻訳され、日本以外の13の国と地域で出版され、特に中国と韓国で人気が高いという。
中川はまた、スタジオジブリの古典的なアニメ映画「となりのトトロ」の人気オープニング曲「さんぽ」、英語では「Hey Let's Go」として知られる曲の歌詞も書いた。
中川の妹でイラストレーターの山脇百合子(旧姓大村百合子)は、『ぐりとぐら』や中川の他の多くの物語の絵を描いた。
姉妹は、数々のコラボレーションを通じて子どもたちの感性や想像力を育んだ功績が評価され、2013年に菊池寛賞を受賞した。
山脇氏は免疫系疾患のため、2022年9月に80歳で亡くなった。
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