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米軍演習のための自衛隊新基地建設、2030年に延期へ

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防衛省によると、米軍戦闘機訓練が行われる予定の日本南西部の無人島にある新しい自衛隊基地は、予定より3年遅れの2030年3月に完成する予定だ。

防衛省地方局は今月初め、鹿児島県馬毛島の基地完成遅れは、元旦に石川県を襲った大地震の影響で、建設作業員を収容する仮設施設を建設するための人手と資材が不足していることが主な原因だと発表した。

工事は2023年1月に始まり、当初は4年かかると見積もられていた。

2024年1月に撮影されたファイル写真は、日本南西部の鹿児島県馬毛島の新しい自衛隊基地の建設現場を示しています。(共同)

同局はまた、島周辺の荒波が資材の運搬を妨げていることや、島内の土砂が埋め立て作業に適していないことも理由に挙げている。

日米両政府が合意した計画では、米空母戦闘機の離着陸訓練場を東京の南約1250キロの太平洋の硫黄島から馬毛島に移転する。島に滑走路2本を整備した後、移転する。

同局によれば、滑走路は基地内の他の施設に先駆けて2027年後半に完成し、米軍が2030年までに新施設で演習を開始できるようになる可能性がある。

米軍は東京近郊の厚木基地で戦闘機訓練を行っていたが、地元住民からの騒音苦情により、1990年代初めに暫定措置として訓練場所を硫黄島に移した。

在日米軍再編の一環として、戦闘機はすべて2018年までに厚木基地から山口県岩国市に移転し、訓練場までの飛行距離が長くなった。岩国市は硫黄島の北西約1400キロに位置する。

米国が日本政府に、より便利で恒久的な訓練場所を準備するよう要請した後、岩国市の南約400キロに位置する馬毛島が候補地として浮上した。

新基地は、宮崎県に配備予定の航空自衛隊のステルス戦闘機F35Bや、長崎県に駐留する陸上自衛隊の水陸機動団の訓練にも使用される。


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