ホーム Fuji 米国の主要データや中央銀行の会合を前に日経平均株価は小幅下落

米国の主要データや中央銀行の会合を前に日経平均株価は小幅下落

24
0


Yomiuri Shimbun file photo
東京証券取引所

東京、6月7日(ロイター) – 日本の日経平均株価は金曜日、テクノロジー株の下落に引きずられ小幅下落した。投資家は、同日遅くに発表される米国の主要雇用統計や、来週の米国と日本の中央銀行の会合からさらなる方向性を模索した。

日経平均株価は正午までに0.11%下落して38,661.04となったが、週間では0.45%上昇した。

東証株価指数は0.04%下落して2,756.02となり、週間では0.6%の下落となる見込み。

ちばぎんアセットマネジメントの調査部長、森田純氏は、投資家が重要なデータやイベントを前に積極的に株を買うのは難しかったと語った。

特に、世界各国の中央銀行が利下げに動く中、日本銀行がどのようなメッセージを発するのかについて市場は慎重だった。

12時30分(GMT)に発表される予定の米国の非農業部門雇用者数報告は、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げのタイミングに関する手がかりとなると予想される。

欧州中央銀行(ECB)は昨夜、ほぼ5年ぶりに金利を引き下げた。カナダ銀行は水曜日、ECBを上回り、今サイクルで金利を引き下げた最初のG7諸国となった。

東京の個別銘柄では、塩野義製薬が、同社の減量薬が試験で目標の5%の減量率を達成できなかったと発表したことを受けて14%下落した。

半導体関連株の東京エレクトロンとアドバンテストはそれぞれ0.78%と2.29%下落した。テクノロジー投資会社のソフトバンクグループは0.48%下落した。

証券部門は1%下落し、東京証券取引所の33業種サブ指数の中で最悪のパフォーマンスとなった。医薬品部門は0.91%下落した。

レーザーテックは6.29%上昇した。マイクロチップ機器メーカーのスコーピオン・キャピタルが不正会計疑惑を提起したため、同株は今週9%下落していたが、同社はこれを否定した。

日経平均株価を構成する225銘柄のうち、125銘柄が上昇し、97銘柄が下落、3銘柄が横ばいだった。



もっとニュース

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください