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第56回JNSA杯全国大学英語弁論大会/早稲田大学2年生が最優秀賞を受賞

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JNSA基金提供
鈴木真生子さん(右)は、7月7日に開催された第56回JNSA杯全日本大学英語弁論コンテストで高円宮妃殿下からトロフィーを受け取っている。

早稲田大学2年生の鈴木真生子さんが、今年のJNSA(全日本学生協会)杯全日本大学英語弁論コンテストで最優秀賞を受賞した。

鈴木さんは「失敗か成功か」と題したスピーチで、自分を失敗者だと思った経験と、挑戦し続ける姿を語った。応募作は、7月7日に東京都千代田区の読売新聞本社で行われた第56回スピーチコンテストの一部。

準優勝者は、順に、早稲田大学の長谷川怜さん、早稲田大学の山田悠人さん、明治大学の小澤美樹さん、上智大学の坂井城太郎さん、東京農工大学の高橋凜花さん、大阪大学の澤井真花さんでした。

このコンテストは読売新聞とジャパンニュースの後援を受けた。

以下は鈴木氏の演説全文である。


私が今この舞台に立っているのはなぜか。JNSA基金の会員だからか。その通り。スピーチが好きだからか。それもその通り。


でも本当の理由は、私が小学生の頃に遡ります。7年前、私は自分のことを「失敗者」だと思っていました。しかし、その「失敗」が私をここまで導いたのです。


日本の多くの子供たちは、競争率の高いエリート中学校に入学しなければならないというプレッシャーに直面しています。これは、私が育ち、小学校に通った東京では特に当てはまります。そのため、私は10歳のときから、有名なエリート校の入学試験に合格するために必死に勉強しました。試験当日、私は最善を尽くしましたが、不合格でした。さらに悪いことに、父親の仕事の都合で田舎に引っ越さなければなりませんでした。見知らぬ町の地元の中学校に通うしか選択肢がありませんでした。慣れない環境で友達を作るのは大変でした。私は失望してどん底に落ちました。


数か月後、東京の昔通っていた学校の先生からの手紙を見つけました。そこには「大志を抱きなさい」と書かれていました。この言葉が私を救ってくれました。私は自分にこう言い聞かせました。「粘り強くなろう。乗り越えよう。行動しよう。」私は失敗にこだわるのをやめ、与えられた状況でできることを探し始めました。私にとって最大の挑戦の 1 つは、英語のスピーチ コンテストに参加することでした。


地元の中学校では、生徒たちは英語で話すことを嫌がっていました。もちろん、先生が英語のスピーチコンテストに応募することを提案したとき、彼らの即座の反応は「ノー」でした。


15 歳のとき、英語で 1 分間スピーチをする課題がありました。テーマは「私のモットー」で、小学校​​時代の経験と「大志を抱け」という言葉が人生でどのように役立ったかについて話しました。授業の後、英語の先生が市の英語スピーチ コンテストに応募する気があるかと尋ねました。私の最初の反応は「いいえ」でした。他の人が断ることをするのは怖かったからです。しかし、「大志を抱け」という言葉が、「やってみろ!」「チャンスをつかめ」という強いシグナルを引き起こしました。何百回も練習し、英語のスピーチにどんどん自信が持てるようになりました。


コンテストに参加したことは私にとって素晴らしい機会でした。自信がついただけでなく、他の人の話を聞いたり交流したりする喜びも得られました。その結果、市と県のコンテストの両方で最優秀賞を受賞し、全国大会に進むことができました。


全国大会では優勝できませんでしたが、この経験から人前で話すことへの情熱が強くなりました。現在は、中学時代に出場した英語スピーチコンテストの運営に多くの時間を費やしています。毎年、全国から10万人近くの中学生が参加します。


「私のモットー」のおかげで、私は「志を持つ」道を選びました。


野心が私を今の地位に導いてくれました。小学校以来、長い道のりを歩んできました。そして今、私はたくさんの素敵な人々の前でこのステージでスピーチをしています。


人生は選択の連続です。



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