2022年にメタノールを使って妻を毒殺したとされる製薬会社の元従業員が月曜日、告発されたことはすべて誤りであるとして無罪を主張した。
「妻を殺そうと思ったことは一度もないし、メタノールを飲ませたこともない」と吉田啓介被告(42歳)は公判初日、東京地方裁判所で述べた。弁護士は、妻がメタノールを自分で飲んだと述べた。
起訴状によると、当時製薬会社第一三共の主任研究員だった吉田被告は、2022年1月14日から15日の間に、東京・大田区の自宅で40歳の妻洋子さんにメタノールを飲ませて殺害したとされている。
検察は、実験にメタノールを使用していた吉田被告が、妻が死亡する前に2リットルのメタノールを研究室に持ち込み、1パックの容器にその化学物質の痕跡があったと主張している。 焼酎 彼女が普段飲んでいたもの。
「被告が彼女にメタノールを飲ませたことは明らかだ」と検察側は主張した。
検察側は殺人容疑の動機を説明するにあたり、両者が互いに不満を抱いていた悪化した関係を指摘した。
また、夫婦には幼い息子がおり、妻が自殺を図ろうとしていることを示す発言や行動はなかったことから、第三者が妻の死に関与していた可能性は低く、自殺の可能性も否定した。
一方、弁護団は、吉田被告は妻が死亡直前に嘔吐していたことから二日酔いだと思ったと述べ、焼酎の箱からメタノールが検出されたとする検察側の主張に異議を唱えた。
裁判所は14日間にわたってこの事件を審理し、最終審理日は10月11日、判決は10月30日に言い渡される予定だ。
ジャパンタイムズ翻訳