科学者らは熱を閉じ込める「グリッター」を使って火星を温めることを提案

火星を人類が居住するのにもっと適した世界に変えるというアイデアは、SF ではよくある話です。しかし、これは現実に実現できるのでしょうか?

科学者たちは現在、地球の隣の惑星を温める新しい方法を提案している。それは、鉄やアルミニウムでできた市販のグリッターと同サイズの人工粒子をエアロゾルとして大気中に送り込み、逃げる熱を閉じ込めて太陽光を火星の表面に散乱させることだ。このアイデアは、火星の自然の温室効果を増強し、10年かけて表面温度を約28度上昇させることだ。

これだけだと火星が人間が居住できる場所になるわけではないが、この提案を作成した科学者たちは、これが実現可能な第一歩になる可能性があると考えている。