読売新聞
2024年7月14日 12時02分(日本時間)
トラブルシューター様:
30代の会社員です。6歳の子供がおり、現在二人目を妊娠中です。
夫は1か月以上前にうつ病と診断されました。現在、休職中で、頭痛やその他の症状に悩まされています。
また、最近は怒りっぽくなり、子供に厳しく当たるようになったので、見守るのが辛くなってきました。
私はフルタイムで働いており、もうすぐ産休に入ります。私が産休に入ると家計収入が大幅に減ってしまうのではないかと心配しています。
また、二人目の子どもが生まれたらどんな生活になるかを考えると、うつ病の夫と乳児、小学生の子どもを一人で抱えて生きていけるかどうか不安です。
毎日頑張っているつもりですが、離婚した方が良いのではないかと考えるようになりました。
こんな風に感じるなんて嫌です。アドバイスをください。
鹿児島県T様
T様:
一緒に暮らす家族がうつ病になると、まるで突然別人になったかのように感じることがあります。あなたは、夫に背を向けたいと思うほどの苦しみを抱えて、離婚を考えているかもしれません。
赤ちゃんを迎えることでご家族に笑顔が戻ることを心から願っております。
しかし、まずは無事に出産することが最優先です。出産後、体力と精神力が回復するまで、二人の子どもをどう守るか、そして自分自身の今後の生き方をどうするかを考えるのは控えた方が良いと思います。
最も差し迫った問題については、遠慮せずに周囲の人に助けを求めてください。出産前と出産後に必要となる助けについて、両親、友人、知人に相談してください。
また、地元の役所や地域の子ども家庭支援センターにも相談してみましょう。現在、地方自治体では、家事代行からベビーシッターの派遣、年長児の世話まで、さまざまな支援策を提供しています。
ご主人ももっとサポートが必要です。ご主人が医療援助を受けられるように、親戚か他の誰かに手伝ってもらうことは可能でしょうか。妊娠中なので、一人で抱え込むのは大変でしょう。
産前産後の必要な準備はすべて済ませたと夫に伝えて安心させてあげることができれば、とてもいいと思います。
大日向正美学長
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